測定器には、ベラルーシ「ATOMTEX」社製の食品放射能スクリーニングシステム「AT1320A」を使用しています。
こんな感じの機械です。高さは約50cmくらいで、重さは130kgもあります。市場価格で、だいたい140万円くらいだそうです。ほぼ鉛の塊で、中に放射線の検出器があります。
食品を測定するときは、まずこの容器に測定したい野菜や果物を細かく切って詰め込みます。たくさん入れたほうが誤差が少なくなるので、とにかく隙間なく詰め込みます。
詰め込んで重さを量ったら、測定器にセットし、データを入力して測定します。測定時間は、通常30分で行っています。
測定が終了すると、パソコンに結果が表示されます。この機械では、ヨウ素(I-131)、セシウム
(Cs-134,Cs-137)、そしてカリウム(K-40)の値をそれぞれ個別に測定することができます。この時は22年度ののひとめぼれ(白米)を測定したのですが、少なくともヨウ素とセシウムは含まれていないことが分かり、ほっとしました。
販売前の余分なひと手間ですが、非常に大事な仕事です。とても簡単ですが、以上が測定の流れになります。